こたろう(ΦωΦ)です。 前回のお話はこちら。
(リライトしました)
アランの素性
狂犬病の事件で、とりあえず、アランは病院代を渋るほど貧しいらしいことが分かりました。
この時点でアランについて本人からの情報では、アランはこんなバッググラウンドのヒトです。
- 中東アブダビにある5つ星★★★★★ホテルに10年勤務経験アリ
- 中東からネパールに戻ってきて2年程度
- 帰国後1年半くらいスパイス屋さん経営(そして閉店)
- お母さんとお姉さんと同居
- カトマンズ在住
- 30代後半の独身(わたしより5つ以上年下)
ホテルマン出身からか、アランはとても礼儀正しく、誠実な雰囲気の持ち主で、好印象。
名のしれたホテルに勤めていた経験は、わたしが、アラン君をある程度信頼する要因でしたけど、
話していても素朴で、安心できる感じ。
狂犬病騒ぎが落ち着いた後もアランは仕事が見つからず(探してない?)という感じらしく、暇だからか、より頻繁にメッセージが来るように。
ビデオチャットでネパールのお友達や同居のお姉さん紹介してくれたりして、どんどん親近感を抱いてました。
色っぽいメッセージ
アランもわたしに親近感以上を抱くようになったのか、時々、色っぽいメッセージが来るように。
君のことを考えていたとか
薔薇の写真とか
君は素敵だとか
ですが、実際に会ったことないのに、好きとかなんとかないべ!(ー_ー)!!
と、わたしは思った。
アランが年下ということもありアランを頻繁にお説教してました。
会ったことない人に好きとかそういうのやめたほうがよいよ?時間があり過ぎるから気の迷いだよ、それより就職活動しなさい?
そんな時のウクライナ事件です。
ウクライナ事件で突然のサヨナラ
ウクライナ事件とは、追い込まれた独身男性が強行に強行に及ぼうとした事件です。
ある日アランからこんなメッセージが。
最後の独身仲間だった友人が結婚したんだ。。もう僕だけが、独身。。結婚したい。
この前もハイキングの誘いがあったけど、断ったんだ。。みんなカップルで僕だけが一人なんて寂しいからさ…
母から早く結婚しろと毎日のように言われる、つらい。
あー、わたしもそんな時ありました!
三十代独身、つらい時期あるある。
自分だけ取り残された気持ちになること、あるある!
とはいえ、自分は結婚の焦りから山を二つほど超えていたわたしは他人事で、
だから早く仕事見つけなよ!
と再びお説教。
そして、そこから程なくして…
ウクライナ人のペンパルが「労働ビザ用意するから、わたしと結婚してウクライナに住めば?」と言ってくれてるんだ。
仕事もあるし、兎に角、結婚したいから、行こうかと思う。
だから、こたろうとは終わりにしようと思う、サヨナラ (T_T)
(゚∀゚) え?
「サヨナラ」は置いといて、、
まず、ウクライナ人のその彼女は会ったことあるの?
会ったことない。でも、ずっと好き好きと言ってくれてるんだ。
うーんと、あなたは好きなの?
彼女からはずっと好きだ好きだと言われてるし、僕が結婚しないと母がうるさいんだよ。僕も孤独に耐えられない。労働ビザもくれると言うし。
独身がいやだから結婚、なら結婚は辞めたほうが良いと思うな。
仕事だってなんの仕事なの?労働ビザって、そんな簡単に下りないはずだよ。だいたい、会ったこともないのに、好き好き言う、その彼女も大丈夫な人なの?
結婚と仕事のため、異国に、知らない人のところに行く、って、、切羽詰まりすぎでしょ
とにかく今は、嘆く暇あるなら就職活動しなさい。きっと気もまぎれるよ?
とか、こんな、先輩後輩みたいなやり取りが、よくあった……とにかく、なんだか、頼りない子だなあ、大丈夫??とだけ思ったあの頃でした。
この騒動は、その後、冷静になったアランが、ウクライナ人のコにお断りして、終止符は打たれました。
なんだったんだー。
?