【第31話 日本人と働くのムリー】国際遠距離恋愛中

こたろうです。

ネットで知り合ったネパール人アランと遠距離恋愛していた頃のお話です。外国人、とくにネパール人と遠距離恋愛している方のお役に立てば・・と思ってまとめています!

今回は日本と外国のGAPに苦しむ、外国人は多くいると思います。それをサポートしてあげるのも、日本人であるわたしたちの仕事だったな、という話です。

 

 

 

前回はこちら。やっと就職の決まったアラン!でも、問題はまた起きるのです・・ 

www.araam-nepal.com

 

日本の労働生産性の低さ

近年「働き方改革」なんていって、政府は日本企業の生産性を改善しようといろいろ施策を打ち出しています。

 

いかに生産性が低いのかというと、アメリカと比較すると3分の2。OECD加盟国35カ国中21位というありさまです。(公益財団法人 日本生産性本部 )

日経ビジネスにあったこちらのグラフを見ると結構ショックです。

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00067/060600002/p1.jpg

労働生産性という値自体の妥当性はさておき(日経ビジネスのこちらの記事、面白いです)

 

明確じゃないミッション、ゴール

 個人的には日本の会社の組織の在り方なんだろうな~と思っています。特に管理職の仕事の仕方。

転職経験が5回あるわたしが経験の範囲ですけど、いずれの会社も職業分掌が明確でなかったです。1万を超える大手企業にも勤めた経験があります。

 

多くの国:しっかりとした役割が決まっていて、ゴールがしっかりと明確にされている。ゴールを達成すれば評価される。戦略、ゴールは上位者から提示される。

 

日本:役割もゴールもあいまいなので、上位者の指示や様子を見て仕事することになる。「指示していないことも気を利かせてやってくれる」ような人材が高評価される。

 

聞いていた仕事じゃない!怒

よって日本では、仕事はしてもしても、キリがないです。

そして、これが外国人労働者を混乱させているようです。

 

奥さんの都合で来日したアメリカ人の友人が「ゴールもミッションも、自分が何を求められてるのかわからん!怒」といって勤めていた日本企業を辞めたのを知っています。

 

 

アランがやっと手にした職場は、日本人がマネージする観光客向けの施設でした。

 

それは・・・就職した当日。

 

今日は初日だ!がんばってくるね!

 

ご機嫌な感じでメッセージをわたしに朝くれたアラン。

 

でも数時間後にきたメッセージには怒りがこもってました。

 

カスタマーサービスで採用されたのに、掃除させられている。あり得ない。

 

 

 

アランはお客様対応役として採用してもらえました。その頃開店して数か月といったとこの就職先は、店舗の一部がまだ工事中でした。

 

その内装中の室内の掃除を指示されたことがアランの怒りのもとでした。

 

ん?何か問題?

 

日本人の感覚的にはお客様対応役で採用されても、掃除とか他の雑務を言い渡されても、ちょっとばかり「なんだかな」と思いながらも、「修行中の身ですから・・・」と受けますよね。

 

アランの場合ネパールというか中東のアメリカ資本のホテルに10年勤めていたので、その経験からの感覚なんだと思いますが、アメリカ人の友人と同じ感覚のようでした。

 

もう辞めるよ。僕は掃除するポジションのつもりはない。カスタマーサービスだ。

 

と言い出しました。メッセンジャーで話してるとまどろっこしかったので、わたしは仕事の昼休みに電話して、アランに日本の会社事情を話しました。

 

この話はそこのボスが意地悪してるっていうことじゃなくて、日本の会社の特性なんだよ。日本では上の人が指示したことは、なんでも仕事になるの。

 

2週間は様子を見よう?今は、いやな仕事をあえて指示して、アランがちゃんとしてくれる人かテストしてるのかもしれないよ。

 

なんとかやっと説得しました。

 

って、あたしはおかーさんか・・・。。

 

結果的には実際、その翌週にはちゃんとカスタマーサービスの仕事がメインとなりました。その後も、時々、想定外の仕事を指示されたアランですが、日本人のやり方だということを理解したようでした。

 

今は日本で働いているアラン。この頃の仕事の経験はとても役に立っています。

 

 にしても、日本企業のマネジメント層にはもっと頑張って具体的な戦略を出してほしいもんです。