【ビシュヌは仏陀だった話】仏教、ヒンドゥー教まとめ 第7弾

ヒンドゥー教と仏教に共存する神様を紹介しています。

今まで梵天と弁天についてご紹介しました。

梵天→創造の神様ブラフマー

弁天→ブラフマーの奥さんサラスヴァティー

 

ヒンドゥー教と仏教に同じ神様がいる経緯についてはこちらにまとめています。

www.araam-nepal.com

 今回は、ブラフマーとともにヒンドゥー教の三大神様の一人とされるビシュヌについてご紹介します。

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もともとはビシュヌは、インド半島土着の自然信仰において、太陽の光の神格化とされました。

当初はさほど重要な位置にはいなかったようですが、後世、別の神様や別の土着信仰も取り入れ、その神様と同じに考えられるようになり、いろいろな存在と合併して大きな存在となりました。

たくさんの化身(アバター)の持ち主

オンラインゲーム、チャットなどで作ることのあるアバターは、皆さんご存じですよね。

 

ビシュヌ神は、合併した他の存在を「アバター」として取り込んでいます。

 

アバター自体はサンスクリット語の「アバラータ」から来ていて、「降下」という意味。神様が地上に降りることを指しています。

 

ビシュヌは「繁栄維持」の神様とされます。

繁栄の危機が地上で起きていると、化身に姿を変えて天から降りてきて、わたしたちを助けてくれる神様とされているんです。

 

22(24という説も)もあるアバターは、人の姿とは限らなくて、魚や亀、イノシシだったりします。 

代表的な10がこの絵のように描かれることが多いようです。

 

 

ちなみに左下にいる鳥人間みたいなの、これもアバターの一つ。また同時にビシュヌの乗り物ともされています。

 

 

インドネシアのガルーダ航空の「ガルーダ」です!

日本には仏教と一緒に渡来したガルーダ。日本では迦楼羅天(または金翅鳥(こんじちよう)と呼ばれます。

アバターの一つが仏陀ってどういうこと?

その中の一つになんと仏陀があります。

 

アスラ(悪魔と訳されることが多いみたいです)たちの神通力と幻術を弱めるため、仏陀として現れ、”良くない教え”を広めたと考えられています。

 

間違った教えが・・つまり仏教。なんつーか、発想がユニーク!

  

 

悪者の頭を踏んじゃってる仏陀・・・・

 

こうやってインド半島の仏教徒たちもヒンドゥー教に取り込もうとしたんですね。 

 

ビシュヌの本来の姿は竜の上

ビシュヌはアナンタ(永遠という意味)竜に腰かけていたり横たわっていたりします。

 

竜の名前が「永遠」ということは、ビシュヌ自身が「時間」を象徴すると解釈できるそうです。竜は本来1000の頭を持っているとされますが、描かれる時は省略されてます。

  

4本の腕には、チャクラ(円盤)、ほら貝、蓮の花、こん棒を持っています。

チャクラとこん棒は武器です。チャクラはどこへでも飛んでいき敵を倒し、戻ってきます。

 

まとめ

異教の仏陀まで取り込んでしまうヒンドゥー教ですが、実はキリスト教も取りこんでしまっているようです。

 

ビシュヌの化身の魚の伝説は、まるで「ノアの箱舟」です。

   

ある聖仙がクリタマーラ川で祭祀を行っていたときに見つけた小さな魚を保護してあげるために家に持って帰り、ツボに入れて飼いました。魚はどんどん大きくなって海に放してあげると、7日後に大洪水が世界を襲うことを予言し、いろいろな植物の種と7人の仙人をあらゆる動物を魚が用意する船に乗せるように助言しました。

 

もちろん、この魚がビシュヌだったというオチです。