今日はネパールの新年です。
ということで、ハッピーニューイヤー!2067年!
ナヤンバルサ スヴァカーマナー!
何を言っているの?
今日は4月14日だよ!
2019年だよ?!
と思われるかもしれないのですが、実際ネパールではあちこちで2076年を迎えたお祝いをしているはず。
ネパールのビクラム暦では今年は2076年なんです
ネパールは公式でビクラム暦という暦を使ってます。このカレンダーが始まったのは西暦だと紀元前57年なので2019+57で、今年は2076年です。
4月を基点にするので、正確には56.7年、先を行ってます。
このカレンダーはインドの北、つまりネパールに近いインドでも採用されています。
というより、インドから始まってるみたいです。
西暦1904年から導入されたこのカレンダーは西暦よりこれがベース。ローカル同士ではビクラム暦で話が進みます。誕生日を言う時もこっちの年で言います。
ここでちょっとカレンダーのことを勉強してみましょう・・。
ビクラム暦は、で、太陽暦です。日本が現在使っているのも太陽暦。
(引用:世界史の窓)
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太陽暦(グレゴリオ暦):現在世界中で採用されているのがコレ。日本も命じ地球が太陽の周りを回る周期、つまり季節循環を1年(太陽年)として日数を数えます。4年に1回うるう年を入れます。
- 太陰暦:月の満ち欠け(朔望月)によって日数を数えます。現在はイスラム暦に見られます。
- 太陰太陽暦:太陰暦による日数の数え方を太陽年の1年にあわせた暦法。ズレを3年に1回うるう年を入れます。古代オリエントや中国で採用されてました。
毎年日付が違う
ビクラム暦も12ヶ月あり、一ヶ月は29日から32日のパターンであります。
でも、祭日は毎年同じ日ではない・・それはカレンダーを決めるのが・・・・・占いだから!です!
以前こちらで紹介している占星術に基づいてるんです。このカレンダー。
国にお仕えの天文学者(占星術者)がおりまして、その占いによって毎月の日数がきまります。お祭りの日も毎年占いにより決まってきます。
なので祭日も「○月の第三土曜日」とかじゃなくて、毎年微妙に違います。
なので、アランに「今年のティハール(大きな秋のお祭り)はいつ?」と聞くと、「ちょっとまって・・・・」と必ずカレンダーを確認し、「今年はいついつだね」という応え方をされます。
つまり、西暦の4月13日はいつの年も、新年とは限らないし、ネパールのこの暦上の1月1日ではないということなんです。
そのため、ネパール人の人に誕生日を聞くと、
ことしは、1月10日だよ。
と答えられたりします。
「今年は・・」は確かに正しいんです。
なので、結果、パスポードに書かれた誕生日と、ネパール人の人に聞いて返ってくる日付が違ったりします。
なので、もし、あなたのネパール人の友達がいった日付が微妙に何かオフィシャルな書類と違っても、それは嘘だったりするわけではいですよ~!
ちなまたに新年の最初のお祭りは、
ラム神を讃えるラムナヴァミです。同じく今日。
ラムさんはヴィシュヌ神の化身。
ネパールは皆基本的に宗教心(ヒンズー教)があるし、カレンダーも独自でお祭りも独自。アランと知り合ってそれを知り、日本を振り返ると、日本って西洋におかされてるな~と思うのでした。