ネットで出会い、ネパール人と国際結婚

わたしのブーはココロ持ち

ニルヴァーナ涅槃への道〜年をとること

こたろう(ΦωΦ)です。前回、パタンの工房に戻ったお話をしましたが、わたしがお店に戻ってまで見たかった絵のお話させてください!。

涅槃への道

英語名ではWay To Heaven またはWay To Nirvanaです。

パッと見、象が出てきて少し可愛くも見えませんか? でもこれはシンボリックなもので、象の物語ではないんです。

 

絵を見ると、象の他には白い道がまず目に入ってきます。道は、右下から始まり、右上に見ていきます。

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道を目で追っていくと

象、ヒト、いくつかの動物らしき生き物

が歩いているのが分かります。

そして象は上に上がるほど白くなっているのが分かります。

 

ここには人生のストーリーがあるんです。

 人生が始まる

最初、右下の楼閣から出ている道。

すぐのところに僧侶がいて、その少し先を水色の象、その前を歩くのは暗い色をした妖怪みたいなものがいます。

これ、猿です。

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象はわたしたちの心の状態、猿は心が散漫になっている状態を表しています。

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2段目。

まだまだ人生は、混沌としています。

象は頭に蓮の花を乗せて安らかさを求めています。体は水色のまま。僧侶も、まだ象の後を追っています。

僧侶と象の間の道端で炎が燃えています。これは理解や記憶など、頭で努力をしていることを意味します。

感情に流されない

3段目。

象の上にウサギが乗って、僧侶の方を見下ろしてます。

象には、僧侶が手綱をかけています。ウサギがそれを見下ろしているのは、誰が心をコントロールするべき人なのかを示唆しています。

4段目。

ついに僧侶が象の前に出、猿が逆に象の後ろに回り、ウサギは姿を消しました。

象は腰あたりまでが白く変わっていますが、これは瞑想によってマインドを掌握することができ、心に平穏が訪れつつあることを意味します。 

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最後 道は幸せにつながる虹となる

五段目に至るころには、猿も象から離れて座リ込み、僧侶に敬意を表してます。悟りに達したということだそうです。

最後には道は虹となって天に届いています。 
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このタンカは瞑想によって淀んだ心が浄化されて行き、涅槃にたどり着く様を徐々に色が変わる様子で表現しているんです。

年を取ることは幸せへの階段

この絵はチベット仏教の教えを具現化したものではあり、至極宗教です。

でも宗教の修行や瞑想をせずとも、人生の階段を上がるに連れ、誰しもが心を自律できるようには、なりますよね。

 

わたしも年をとるほど、楽に生きられるようになり、いろんな経験をすることで、心は強くなる、とこのタンカは教えてくれていると理解しています。

なので年を取ることは楽しい!

タンカ(Thangka)

宗教画ですけどポップアートの要素が可愛い

この絵はタンカThangkaという種類です。

チベット仏教の教義を具現化したもので、主なモチーフに曼荼羅(マンダラ)やチベットやヒンズー教の神様を描いたもの。れっきとした宗教画です。

でも、どこかコケティッシュだったり、カラフルでポップだったり日本の仏教画とは違うよさがあります。

始まりは、7世紀にネパールで作られるようになったものと言われています。その後、チベットに輸出され、現代ではネパール、ブータン、チベット、インドで製作されています。

名前の由来

名前のタンカは・・アルファベットではThangkaとかかれますが、Thangとkaという二つのチベット語、「平たい」と「丸められる」が合わさった言葉です。

と言うのも、タンカは、僧侶が村人に仏教の教義を説いて回る際に見せるため、持ち運びするようになったため、つまり日本で言う掛け軸のように巻いて持ち歩いたんですね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

このタンカを皮切りに、わたしはタンカにドップリに。

また詳しい記事を載せていくのでご興味持たれた方は、ご一緒にタンカの世界楽しみましょう!